大人のスイミング

【女性向け】競泳水着とフィットネス水着の違いを解説!FINA承認マークも合わせて説明

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「水泳をがんばりたいなら競泳水着がいいのかな?」
「水泳初心者だけどフィットネス水着はなんだか違う気がする…」
そんな疑問を解消します。

ごり子

競泳水着は上級者が着るってイメージ!

スイマーさる

水泳の上手い下手は関係ないよ。
泳ぐ目的を考えて選ぶんだ

競泳水着とフィットネス水着の違い

競泳水着とフィットネス水着の目的の違い

競泳水着は、基本的に公式大会で着用する水着です。

そのため水の抵抗を極限まで減らし、タイムを1秒でも速くするための改良と研究が積み重ねられた水着といえます。

フィットネス水着は、基本的に水中ウォーキングや水中エクササイズなどの水中運動をメインとする人向けの水着です。

泳ぐとしてもゆっくり長く、リフレッシュとして泳ぎたい人に適しています。

スイマーさる

さるはリフレッシュ目的だから
フィットネス水着をえらんだよ

またフィットネス水着と大きく違う点は、競泳水着にはFINA承認マークが付けられていることです。

FINA(国際水泳連盟)承認マークって何?

まずFINAとは、水泳競技を国際的に統括する団体である国際水泳連盟の略称です。

FINAは夏季オリンピック国際競技連盟連合に加盟し、世界水泳選手権(通称:世界水泳)やワールドカップなどを主催しています。

そしてFINA承認マークとは、国際水泳連盟が定めたルールに則った水着だと証明するバーコード(通称:FINAマーク)のことです。

水着にこのマークがあることで公式大会での記録として公認されます。

そのため、FINAマークのない水着では公式大会に出場ができません。
また世界新記録や日本新記録を出しても公認されません。

将来、マスターズ水泳大会など公式の大会に出場する人は競泳水着を1着は持っておきましょう。

マスターズ水泳大会は18歳以上なら参加OK!
本格的な大会以外にもフェスティバル形式の大会も開催され、水泳初心者でも楽しめる様々な取り組みがなされています。

競泳水着とフィットネス水着の3つの性能の違い

競泳水着が速さを極めた水着だとすれば、フィットネス水着は楽さを追求した水着です。

そのため水着の形(デザイン)が同じだとしても、性能=生地が大きく異なります。

耐久性

競泳水着は水の抵抗を受けないために極限まで軽量化し、生地を薄くしています。

目安としては80時間着用したら買い換えます。
着用頻度が高すぎると生地が薄くなり、水着が破けることもあります。

フィットネス水着は生地が厚く、丈夫です。
また肌を覆う生地の面積が広いため、肌を隠したい女性にはオススメです。

競泳水着とフィットネス水着の1番の違い(耐久性)

両者の水着の1番の違いは、生地を薄くするために使用されるポリウレタンの量です。

フィットネス水着がポリウレタン15%なら、競泳水着は30%程です。
(水着ブランドメーカー・ミズノ公式HPの水着での比較)

ポリウレタンは伸縮性とはっ水性に優れていますが、塩素や紫外線に弱いです。

水着の管理を怠ると生地の劣化が早まるため、競泳水着はとくに扱いに気をつけましょう。

ポリウレタンの代用としてポリエステル系伸縮繊維を使用している水着もあります。
多少厚みが増し伸縮性は弱くなりますが、丈夫で優れた素材です。

伸縮性

競泳水着は適度な伸縮性があり、水中での激しい動きでも水着がずれることはありません。

また水中での体の軸がブレないように布帛(ふはく)素材を使用している水着が多く、細身で着圧が強いのも特徴です。

布帛素材は、たて糸とよこ糸を交互に織り込んだ生地のことを指します。
服でいうとTシャツやスウェットなどをイメージして頂くと良いと思います。

特徴としては伸縮性はあまりなく、体が固定される感覚があり硬いと感じる人もいるかと思います。

速さを追求したい人に好まれる競泳水着ですが、まれに着圧が強すぎて体調不良になる人もおり長時間の着用には向いていません。

着圧が気になる人はニット素材の多い競泳水着を選びましょう。
セーターのように一本の糸をくり返し編み込む生地のため、伸縮性が高く通気性にも優れています。

フィットネス水着は伸縮性が高く、柔らかい着心地で水中運動をサポートしてくれます。

ただし競泳水着よりも水の抵抗を受けやすいため、フィット性はあまり期待できません。

圧倒的な着脱のしやすさで、とくに年配の女性に人気です。

競泳水着とフィットネス水着の1番の違い(伸縮性)

両者の水着の1番の違いは、着用のしやすさです。

競泳水着は着圧が強く、着用する際には体の肉を締め付けながら少しずつ生地を引き上げていく必要があります。

そのため着用に時間がかかります。

対象的にフィットネス水着は、サイズが適切であれば服のように着用しやすく脱ぎきも早くできます。

またデザインによっては、トップスの前側にファスナーがついている水着もあります。

はっ水性

競泳水着は水の抵抗を極限に減らすために、はっ水性に力をいれています。

このはっ水性があることで、水中でも軽く滑らかな泳ぎを実現することができます。

フィットネス水着もはっ水性はありますが、生地自体の厚みがあるため水中での軽さを感じにくいかもしれません。

また着用頻度を重ねていくうちに水着が水を吸って重い、と感覚として1番気が付きやすいのがはっ水性です。

【補足】練習用水着ってどんな水着?

練習用水着は名前の通り、大会ではなく日々の練習で使用される水着のことです。

大会出場時の勘が損なわれないように競泳水着と似た性能や形になっていますが、競泳水着よりも伸縮性と耐久性が増しており、水着も厚みが増します。

長時間の練習でも適度なフィット感で、圧迫感なく快適に泳げます。

水泳初心者の方で将来大会に出場してみたいと考えている人は、練習用水着を買いましょう。

練習用水着で着圧や水の抵抗感に慣れておくと、競泳水着を着た時にも同等のパフォーマンスを発揮しやすくなります。

水着の形(デザイン)は3種類

水着の形には大きく分けてワンピースタイプ・オールインワンタイプ・セパレートタイプの3種類があります。

ワンピースタイプは、スクール水着に似た上下一体型のオーソドックスな水着です。

オールインワンタイプは、ワンピースタイプの形にプラスして膝まで生地がある水着です。

セパレートタイプは、形はオールインワンタイプですがトップスとボトムスが分かれている水着です。

フィットネス水着は3種類とも展開がありますが、競泳水着や練習用水着は速さが求められるためワンピースとオールインワンの2種類のみです。

より詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

スイマーさる

市民プールで実際にどんな水着が着用されるか調べたよ。
気になる人はぜひ見てみてね

https://oyogeru.com/3typesofswimwear/

まとめ

  • 競泳水着は公式大会で着用する水着FINA承認マークが付けられている。
    また速さを追求しているため、着圧が強くはっ水性が高い。
  • フィットネス水着は水中運動をメインとする人リフレッシュとして泳ぎたい人に適している。
    楽さを追求しているため、耐久性と伸縮性が高い。
  • 練習用水着は日々の練習で使用される水着のこと。
  • 水着の形はワンピースタイプ・オールインワンタイプ・セパレートタイプの3種類がある。
スイマーさる

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